今日は毎年恒例の難波田城公園地域環境保全協議会からの依頼で行っている「生き物調査」の日。
子ども10人大人10人+α の参加
今年一番の暑さ!と言われていたので、どうなることかと心配したけど、集まったみんなはやる気満々だったよね。
保全協議会会長の中さんと事務局長の柳下さんからご挨拶をいただき、注意事項等を確認してから調査スタート。調査の目的は、田んぼ地域に生息する生き物の定点観察をして生態系の推移や環境の変化を読み取ることだよ。くれぐれも自然にダメージを与えぬよう、そして怪我の無いようにね。
最初の調査地点の小水路はスタート地点が一番水が綺麗で、かつ家のかげになっているので涼しい。
下流に行くにつれ水位が増していって水も濁り温かくなっていく。上から覗いてもなにが居るのかはわからない。
ハヅキは割と深い方でずっと生き物探しをしていたね。浅いところと深いところで見つかる生き物の違いも興味深い。
次々と生き物発見。都度写真に収めていったよ。
スジエビ(黒)
ドジョウ
一番たくさんいたクチボソ(モツゴ)
なにかのオタマジャクシ。足が生えてたんだよね。
左からカワニナ、シジミ、マルタニシ
シジミはあるのに、今年はバラタナゴが居なかった、というか捕まえられなかったね。
コイはこれ1匹だったかな。元気が良過ぎて、写真を撮るのが大変だった。
ギンブナは何匹か捕まえられた。
このザリガニ、ちょうど魚を食事中だったんだよね。まさに食物連鎖。動画はインスタに載せるね。
4時になって田んぼの調査に行ったよ。なかなか見つからないアマガエルとトウキョウダルマガエルを見つけたかったけど、カエル全体の数が少なかったよね。
田んぼを一周してから、そのまま大水路の仕掛けをあげに行ったよ。
数匹のクチボソが入ってたね。大水路は例年よりも水位が高くなっていて、本当に落ちたら危ない深さ。柳下さんから命綱ロープを預かっていた意味がわかるよね。自力で上がってくるのがほんとに難しいらしい。雨が降らないので水路の水位を上げて、そこからポンプで水を吸い上げて田んぼに給水してるために、大水路も水位が高くなっているのだと、会長の中さんは仰っていたよ。
こちらは小水路の仕掛け。こちらにも何匹かの小魚たち。
ここの仕掛けにはなんも居なかったかな。
ポチさんには各地点の水を汲み温度を測ってもらったよ。
田んぼ38℃
小水路 30℃
大水路 36℃
どれくらいの温度で生息してるのかを知るのも勉強になるね。
仕掛けを回収してから出発点に戻り、どんぐりからご褒美のアイスをプレゼント。熱くなってた身体に冷たくて美味しかったね。虫かごやペンは保全協議会からの参加記念品としていただいているよ。
今回の記録は5年生のケイタが担当。生き物好きじゃないと頼めないんだよね。しっかりと丁寧に記入してくれたね。ありがとう。
生き物調査総括
気温36℃ 風は少々。とても暑い。小水路の水位は例年と変わらず、田んぼは水があるところとないところがある。大水路は水位が高い。
カエルの生息調査。去年、数匹見つけたトウキョウダルマガエル、アマガエルはとうとう1匹も見つけられず。中会長の話だとたくさんあるヌマガエルに捕食されるケースもあるのでは、とのこと。ヌマガエルが暖かい地域の生き物だから、暑くなった環境に馴染むのがヌマガエルだという可能性もあるとは思う。今後の状況を見守りたい。
魚はモツゴ(クチボソ)ばかりたくさん獲れた。ドジョウも大小様々居た。毎年居たハゼ類、バラタナゴが見つからなかった。メダカも居なかったように思う。暑さのせいもあるかもしれないが、それぞれの生物が捕まらないだけでちゃんと生息していてくれてることを願う。
護岸の上は両脇除草剤が撒かれていて、オレンジ色に枯れていた。そこで植えられてあるヒメイワダレソウだけが緑の絨毯をところどころで作っていた。3面護岸されていることがもう既に生き物にはしんどい環境であるとは思うが、岸の草がないこと、これは大きいのではないだろうか。隠れる場所もない。小水路は農業用水のために人が整備したものなので、生き物を生かすための場所としてあるのではないけれど、生き物ファースト(今風)に考えるなら、まず護岸無しの水草多め、よね。そんなところでガサガサしたい衝動に駆られる。
今日は大人と子どもが同数だったけど、パパママも一緒に楽しんでくれてたね。今年はじめての参加の子が半分もいだのだけど、みんなとても楽しんでくれてるようで良かった。生き物好きにはたまらないよねー。また来年やろう!
保全協議会の中会長、柳下事務局長、本日はありがとうございました。近々まとめてご報告いたします。
次は金曜、粋な野生児どんぐり野郎^_^
おまけ、、クイズ
みんなが帰った後いた、この子の名前は?
コメント正解お菓子一個^_^
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